ごあいさつ
この寺は『鳳凰山柳徳寺』といい1523年に開創され、私で二十二世になります。
はじめは若柳新山地区に在ったようですが三世の時から現在の地、若柳町浦に移ってまいりました。柳徳寺の約五百年の歴史は若柳の歴史と共にあると思っております。これは、明治六年から若柳小学校の前進として寺小屋であったことからも窺えます。
長い歴史が有るということは保守では難しかったのではないかと考えております。その時代と共に改革しながら皆さんの指針となり続けられた結果、今があるのではないでしょうか。
昨今、寺院の存在価値が問われることが多い様に思います。それは寺院が現代の人々の方を向かなくなってきているからではないでしょうか。
今こそ、この時代に悩み苦しまれておられる方のこころの休める場所にならなければいけないと思っております。お釈迦様の御教えを根本とした禅寺であるという大義を外れることのない様あらゆる試行錯誤をしながら布教教化に邁進していく所存であります。
柳徳寺は皆様のご健勝とさらなるご多幸を御祈念申し上げ続けます。
鳳凰山柳徳寺二十二世仏笠大功 合掌